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雪菜という名前の通り、雪の中で育つ全国でも珍しい野菜です。現在、同市上長井地区の全農家で自家用に、また販売用には雪菜生産組合(佐藤組合長)が中心になって栽培されています。
雪の中(雪室)で、自らの葉を栄養源として育った乳白色の「とう(花茎)」を食べる野菜で、その食感は、シャキッシャキッ、パリパリッと独特の甘さを持つ非常に貴重で美味しい野菜です。
また、適度に熱湯にくぐらせて密封しておくと、ツンとしたさわやかな香気と辛味が生まれてくる。この独特の辛味を引き出した雪菜を浅漬けにしたものが米沢の伝統的なふすべ漬けであり、お酒のつまみとしてかかせない存在でもあります。また、冷や汁、生ではサラダスティック等でおいしく食べられています。
平成17年、スローフード協会本部(イタリア)から、食の世界遺産「味の箱舟」品目として発表され、雪菜を守り続ける意義が国際的にも認められました。
白く透き通るような葉柄が何本も束になり、少しねじれたような形から在来野菜研究の先駆者である青葉高氏は雪菜を「野菜の芸術品」と表現しました。
雪菜は新鮮な野菜が不足する冬の間、雪の中で何とか野菜をつくろうと長い年月をかけて努力してきた米沢市の人々の知恵と汗の結晶なのです。
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